bogamp.hatenablog.com
上の記事の続き。
使えそうな設定項目を備忘録として残しておく。
lb configのオプション
引用元lb_config(1) — live-build — Debian bookworm — Debian Manpages
--apt apt|apt-get|aptitude
デフォルトはapt。パッケージのインストールに使うツールをaptitudeに変更できる。aptitudeは存在しないパッケージが指定されてもエラーを出さずに実行を続けられるらしい。
--apt-recommends true|false
デフォルトはtrue。falseにすると、依存関係で推奨(recommends)パッケージが自動でインストールされなくなる。イメージのサイズを最小限にしたいときに有用だが、必要なパッケージが漏れて動作しなくなる危険もあるのでしっかり確認する必要がある。
-b|--binary-image iso|iso-hybrid|netboot|tar|hdd
デフォルトはiso-hybrid。出力されるイメージの形式を変更できる。--image-name NAME
デフォルトはlive-image。出力するイメージファイルなどの名前(xxxxxxx.hybrid.isoのように)を変えられる。--memtest memtest86+|memtest86|none
memtest86(+)をパッケージに加えたとき、ブートローダのメニューに追加する。--source true|false
デフォルトはfalse。イメージを配布するときにライセンスの都合でソースコードが必要らしい。--verbose
lb build実行時の出力を詳細にする。live-bootのオプション
live-bootとlive-configはLiveシステム起動時に実行されるプログラム。オプションを変更することで動作を変更できる。lb configの--bootappend-liveオプションを利用して指定する。引用元
live-boot(7) — live-boot-doc — Debian bookworm — Debian Manpages
debug=1
live-bootの出力を詳細にする。nopersistence
persistence機能を無効化する。persistence
persistence機能を有効化する。persistence-encryption=種類1,種類2 ... 種類n
persistenceの暗号化機能を有効にする。luks以外に選択できる方式があるのかはよく分からない。persistence-media={removable|removable-usb}
persistence領域を探すとき、探す対象を取り外し可能なメディア・取り外し可能なUSBに限定する。persistence-label=LABEL1,LABEL2 ... LABELn
persistence領域につけるラベル名を指定する。デフォルトはpersistence。toram
メディア全体をRAMにコピーしてから起動する。live-configのオプション
これもlb configの--bootappend-liveオプションで指定できる。引用元
live-config(7) — live-config-doc — Debian bookworm — Debian Manpages
components
componentsをすべて実行する。デフォルトだが、--bootappend-liveオプションを使用するときは基本的に必ず指定する。